2011年 9月 30日

水虫薬の塗り方にはコツがあった!?(2)

カテゴリー: 水虫

前回は、

「水虫の塗り方にコツがあった!?」
http://www.yoheikudo.com/?p=89.html

ということで
水虫薬の塗り方についてお伝えしました。

今回はその続きです。
 
 
・「塗る量は?」
 
これに関しては
あまり厚くべたべたになるほど
塗る必要はない、と言われています。

薄めであっても、
充分、水虫をやっつける
効果があることがわかっています。

塗る量の目安の指標があります。
これに関しては後日お話します。
 
 
 
・「塗る方向は?」

水虫菌は見た目より
ひとまわりもふたまわりも
広い範囲にいます。

ですので、
菌の拡散を防ぐためにも、
外側から囲い込むように、
中心部へ向かって、
うずまきを描くように塗ると
良いと言われています。
 
中心部から外側へ
渦巻きを描いてしまうと
外側の菌がさらに
外側へ拡散してしまう、と言われています。
 
 
 
・「塗る期間は?」

最低1ヶ月です。

最低でも1ヵ月って
結構長いですよね。

これには落とし穴があります。

水虫は、塗り始めて
2週間くらいで
一見よくなって、治ってしまったように
見えてしまうことがあります。

そこで塗るのをやめてしまうと
実は菌が生き残っていて
再発してしまう、という訳です。

1~3ヵ月は外用した方が良いでしょう。
 
 
 
・「水虫でない方の足はどうするのか?」

水虫が片足だけの場合、
水虫でない方の足にも
1週間に1回くらいは
お薬を塗ると、感染を予防できる、
と言われています。

週に1回は水虫のいない足にも
塗り薬を塗りましょう。
 

 
・・・いかがでしょうか?

案外、水虫薬の塗り方ひとつでも
奥が深いですよね。

水虫の方は早速
これらに注意して
外用してみてください。

あなたが水虫でなくても。
ご家族や知人が水虫である場合は
是非、伝えてあげてください。

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2011年 8月 04日

◆東日本大震災で心をかけて下さったあなた様へ◆

カテゴリー: ごあいさつ

◆はじめに

あやし皮膚科クリニック院長の工藤です。
 
このたびの東日本大震災において、
被害にあわれた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
 
震災直後から
本ページの読者の方々からも
沢山のご心配のメールをいただきました。
  

直接来院してくださった方や、
私のメルマガを購読してくださっている方には
すでに近況はご報告させていただきました。

しかし、このページの読者の
方々へのご報告をしておりませんでした。

ですので、遅くなりましたが、
ご報告を兼ねて、
あやし皮膚科クリニックでの
震災の状況をご報告させていただきます。
 
 
 
 
◆震災直後から診療再開
 
 
当院では地震発生以後もすぐに診療を再開しました。
 
結果的に、ほぼ休みなく、
全日に渡って診療を続けることができましたが、
それには多少の困難も伴いました。

まず、製薬会社からのお薬の供給がストップしました。 
その後の入荷の目途も立ちませんでした。
 
当院は、石巻など沿岸部出身の職員もおり、
スタッフ自身も被災しました。
そのため、職員が不足しました。
 
私ともう一人の職員の、たった2人しかいない日もありました
(普段は6人で診療しています)。 
 
また、停電で電子カルテが作動しない日もありました。
(カルテがないと患者さんの過去の症状、
 処方したお薬などが全くわかりません)。

電話が不通のため、
他の医療機関や薬局との連絡もとれません。

やりとりは自転車で直接行ったりきたりして
処方箋などの受け渡しせざるをえませんでした。

震災後数日で、
通勤のガソリンも尽きてしまいました。
 
正直、
このときは診療を続けることを
あきらめそうになりました。 
 
しかし、
色々と悪条件が重なりましたが、
わたし自身は
 
「地域のみなさんが大変な今だからこそ
 病院を開けなければならない」
 
「最後は自分一人になっても診療を続けよう」
 
と強く心に思って診療を続けました。
 
 
 
 
◆当院のスタッフとお隣の薬局さんに感謝
 
 
当院の職員も頑張ってくれました。
 
 
震災後、ガソリンが無い中、
柴田郡からすぐにかけつけて出勤してくれた者、
 
しばらく両親の安否が不明だった者、 
電車が止まって通勤手段がなくなってしまった者・・・。 
 
皆それぞれ大変な状況もありましたが、 
心をひとつにして、クリニックに集まってくれました。
 
 
また、お隣の「あやし調剤薬局」の皆さまも 
全力で協力して下さいました。
 
 
ガソリンが足りない状況で 
名取から2時間かけて通勤してくださった方。 
 
他の薬局さんスタッフが来られない中、
たった一人で出勤して手伝ってくださった方。
震災で家に帰れず、
見ず知らずの御近所のお宅に
住まわせてもらいながらも通勤して下さった方。
 
お子さんを3人抱えた状態で、
避難所から通勤してくださった方。
 
皆さまのお陰で、
ほぼ全日にわたって診療を続けることができました。
「あやし調剤薬局」の皆様に心から感謝しております。
この場を借りて御礼申し上げます。
 
 
 
 
◆あなたの本当のパートナーとは?
 
 
私は、
 
「自分が大変なときに
 どれだけ他人に与えられるか」
 
が、その人の本質的な価値をはかる
尺度のひとつであると考えています。
 
お互いが良い状態のときは
だれでも相手に親切にできるものです。
 
しかし、自分が大変なときにこそ、
周囲で困っている人に対して
どれだけ親切にできるか、
助けてあげられるか、
が大事だと思っています。
 
友人でも、彼氏彼女でも、
結婚相手でも、家族でも
本当に困ったときに助けてくれる方が、
真のパートナーとしての
条件のひとつだと思います。
 
ここ、あやし皮膚科クリニックにも、
津波で家が流されご家族を亡くされ、
愛子地区へ避難されてきた方や、
原発事故で福島から避難されてきた方も
沢山いらっしゃいます。
 
震災直後は、
内科、泌尿器科、精神科など、
皮膚科に限らず、
他の診療科の患者さまが
処方箋を求めて
当院へ沢山いらっしゃいました。
 
震災直後は、
そもそも開いている病院が少なかったことと、
 
たとえ病院はやっていても、
ガソリンの不足や電車やバスもが止まっていたため、
かかりつけの病院へ
通院できない状態だったからです。
 
当院では、
そのような患者さまに対して、
たとえその方の病気が皮膚科の病気でなくとも、
診療科に関わらず、
全て受け入れました。
 
高血圧、糖尿病からうつ病など
精神科のお薬まで処方しました。
 
また、「水道が止まって自宅の水がまだ出ない」

という患者さまの声をきき、
当院の水道を無料で開放し、
自由に給水していただけるようにしました。
 
今後も、あやし皮膚科クリニックが、
地域の皆さんにとっての
真のパートナーとなれるよう努力してまいります。
 
 
 
 
◆すばらしい患者さまに囲まれる幸せ
 
 
嬉しい出来事も沢山ありました。
 
当院の待合室でお待ちいただいている間に
数人の患者さんが、
安否不明だった家族や友人と
次々と連絡がついたのです。
 
そのとき、患者さまから、
 
「この病院に来たから良い事が起こったんだ」
 
と言っていただいたのは、
偶然のこととは言え、本当に嬉しく思いました。
 
また、本当に多くの患者さまから、
 
「先生、病院を開けてくださってありがとうございます」
 
というお言葉をいただきました。
 
患者さまご自身もライフラインが止まった状態です。
 
さらに、ご自分の病気や悩みを抱えて
病院へいらっしゃっているわけです。
 
本当はご自分やご家族のことで
精一杯のはずです。

そんな状況の中で、もし私だったら
 
「病院はやってて当然」 
 
とか
 
「なんで通常通りの診療時間じゃないんだ」
 
と思ってしまうと思います。
 

ところが、
逆に多くの患者さま方から
沢山の感謝のお言葉をいただきました。
 
「自分も大変な状況下で、
 他人へ感謝の気持ちを持てる」
 
という患者さまの心が
本当に素晴らしいと思います。
 
「さらに、その思いをきちんと言葉に出して
相手へ伝えることができる」
 
というのは、
さらにさらに素晴らしいことだと思います。
 
私はその言葉を頂くたびに
涙が出そうになりました。
 
小さいお子さんとそのご家族が
 
「先生、地震のときはありがとうございました」
 
とチョコレートを持って来てくださったこともありました。
 
当時はまだまだ物資が不足しており、
スーパーでも
「1人10品まで」と
購入できる商品に
制限が設けられている状況でした。
 
そんな中で、自分の食べものですら
十分でないときに、
わざわざ病院にチョコレートを
持ってきて下さる・・・。
 
そのお子さんと御両親の
「ひとに与える心」に
本当に感動しました。
 
そういった、
素晴らしい患者さま方ばかりに
囲まれて、
診療をさせていただけることを
本当に感謝しております。
 
 
 
◆命を救った栄養剤 
 
先日、ある患者さまのご家族が
病院へいらっしゃいました。
 
その方のご家族は寝たきりで
食事がお口から取れないため、
鼻から管を入れて、
そこから特別な栄養食を
直接胃に入れて生活をしていました。
 
ところがこの震災で、その栄養剤の
供給がストップしてしまったのです。
 
4日間、お水しか摂取できていないという
生命の危機にかかわる状況でした。
 
かと言って、救急車へも電話が繋がらず、
大きい病院へ連れていくガソリンもありません、
 
そんな中、藁にもすがる思いで
当院へ受診にこられました。
 
当院は皮膚科なので、通常は
栄養剤は準備していません。
 
とはいえ、このままでは
衰弱して亡くなってしまいます。
 
そこで、お隣のあやし調剤薬局の
スタッフさんに協力していただき、
栄養剤を探しました。
 
すると、震災でめちゃくちゃになった
薬局さんの在庫の中から、
なんとか代わりとなる栄養剤が
みつかったのです!
 
そこで、それを処方してお渡しすることが
できました。
 
 
その後の御報告に、
ご家族がわざわざ当院へ
に来てくださったのです。
 
その後、その患者さまは、
無事に他県の施設へうつられ、
今は元気に生活しておられるとのことでした。
 
ご家族は涙を流して、
御礼の言葉を下さいました。
 
私も泣きました。
 

 
 
◆復興へ -まずはできることから-
 
 
震災後、ずっと思い続けたことは
  

「自分よりずっと大変な方々がたくさんいる。 
 自分は恵まれている。
 恵まれている自分には、何かできることがあるはず。 
 まずは小さくてもできることからはじめよう」 
 
ということでした。

今後も、あやし皮膚科クリニックでは、
あなたのお力になれるよう、 
スタッフ一丸となって
これからも精一杯努力して参ります。
 
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
 
 
最後までお読みいただいた
あなた様へ
心から感謝申し上げます。

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2011年 7月 29日

水虫薬の塗り方にはコツがあった!? (1)

カテゴリー: 水虫

前回は
 
「市販の水虫薬を使っても良いですか?」
http://www.yoheikudo.com/?p=88.html

ということで、

・なぜ自己判断でドラッグストアで買った
 市販の水虫の薬を使ってはいけないのか?
・なぜ、まず最初に皮膚科を受診する必要があるのか?
 
などについて
お話しました。
 
今回は、水虫のお薬の
塗り方のコツについてお伝えします。
 
 

あなたは皮膚科で
水虫のお薬をもらっているかも
知れません。
 
あるいは、近くのドラッグストアで
水虫のお薬を買って
使用している方もかも知れません。
 
しかし、塗り方に
コツがあるのをご存じでしょうか?
 
このコツを知らないと
せっかく塗っても
なかなか治らなかったり
治ったと思ってもすぐ再発してしまう
可能性があります。
 
ですので覚えていた方が
お得だと思います。
 
以下にまとめますね。
 
水虫の方は早速
これらに注意して
外用してみてください。
 
御自分が水虫でなくても。
ご家族や知人が水虫である場合は
是非、伝えてあげてください。
 
 
 
・「塗る回数は?」
 
1日1回です。
 
早く治したい、との思いから
1日3回も4回も
塗る方もいらっしゃいますが、
効果は変わりません。
 
 
1日1回で十分です。
 
 
 
・「塗るタイミングは?」
 
特に決まりはありません。
ですので、
基本的にいつでもよいです。
 
しかし・・・
 
 
お風呂上がりは
足のうらの角質が
柔らかくなっており
お薬が浸透しやすいです。
 
 
ですので、 
 
「入浴後」
 
に外用するのが
もっとも効果的です。
 
 
 
・「塗る範囲は?」
 
 
これはご存じない方も
多いのですが、
かなり重要です!
 
水虫は、実際の見た目より
広い範囲に繁殖しています。
 
見た目に「皮がむけている」
範囲だけではなく、
その周りの、一見正常に見える
皮膚にも菌が沢山いるんです。
 
ですので、見た目の
皮がむけているところだけ
塗っても、周りの菌が
再増殖し、結局
なおらなかったり、再発してしまいます。
 
見た目より、
ひとまわりもふたまわりも
広く塗る必要があります。
 
例えば、
「薬指と小指の間」
が皮がむけて水虫になっているとすれば、
 
「一見正常に見える全ての指の間」
 
にも薬を塗った方がよいです。
 
しかも、足のうらの
前の方も全体的に
塗ったほうがよいでしょう。
 
 
「とにかく水虫と診断されたら、
 指の間全てと足の裏全体に塗った方がよい」
という医師も多いです。
 
 
「足首から下全部に塗るように!」
という意見も多いです。
ちなみに私も同意見です。 
 
とにかく、「広め広めに」
外用した方がよいです。
 
でないと菌が生き残って
いつまでたっても治らなかったり
再発してしまいます。
 
他にもコツが色々とあります。
 
長くなりそうなので
続きは次回お話します。
 
次回は、
 
・一回でどれくらい塗ればよいのか?
・どれくらいの期間を塗ればよいのか?
・水虫でない方の足はどうすればよいのか?
 
などについてお話していきたいと思います。

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2011年 6月 14日

市販の水虫薬を使っても良いですか?

カテゴリー: 水虫

前回は、

「注意!!あなたの足は本当に水虫ですか?(2)」

というタイトルで、

・水虫かどうかは肉眼では判別できないこと。
・水虫の訴えで来院する患者さんの3人に1人は水虫ではないこと。
・水虫にそっくりの症状がでる病気がいくつかあり、
 判別するには、実際に皮を取って調べる「顕微鏡検査」が必要であること。

などをお話ししました。
http://www.yoheikudo.com/?p=85.html

今回は、その続きです。
 
 
「市販水虫のお薬」が沢山出回っています。
テレビCM盛んですし、
あなたのお近くのドラッグストアでも
たくさん売っているでしょう。
 
これらのお薬でももちろん、
水虫は治ることもあります。
 
ただし、いくつかの注意点があります。
 
 
まず、皮膚科医の顕微鏡検査を受けずに、
自己判断で水虫治療を開始してしまう危険が高まります。
 

これは前回お話ししましたね。
 

「水虫に似ているけれど違う病気」、つまり
「ニセ水虫」
あるためでした。

この場合、「ニセ水虫」の病気に
いくらお薬を塗っても塗っても治りません。。。
 
 
さらに、気になるのは市販の水虫薬の成分です。
 
 
水虫をやっつける薬の主成分は
皮膚科で処方されるものと同一のものです。

ですので水虫に対する効果があります。
 

しかし市販の水虫薬は、実は
水虫をやっつける成分以外にも
たくさんの余計な(?)成分が入っています。
 
 
例えば、消毒薬、局所麻酔薬、かゆみどめの成分などです・・・

消毒薬は、通常の濃度では
水虫菌を殺すことはできないことがわかっています。

ですので、消毒薬は不要です。

そもそも、主成分に抗真菌作用(抗水虫作用)の成分が
入っているのでそれで十分です。
 
 
また、水虫治療に麻酔薬も不要です

かゆみなどの感覚を麻痺させる、
ということなのでしょうか・・・?

かゆみを伴う水虫は
全体のわずか2割です。

同様の理由から、
かゆみ止めの成分も
必ずしも必要ではありません。

これらの余分な成分がたくさん入っている分、
「かぶれ」を起こしやすくなってしまいます。

つまり、水虫の主成分ではかぶれないのに
その他の添加された成分でかぶれてしまうのです。

この場合、市販薬を塗れば塗るほど、
病変部分がどんどん赤くなり、じくじくして、
かゆみも増してきます。
 
 
この、
「市販薬を塗ったらどんどんひどくなった」
というパターンは、日常診療でしばしば経験します。
 
 
さらに、お値段も気になります。
 
 
通常、市販の水虫薬は、
皮膚科で処方されるお薬の
 
 
「約5倍」
 
 
の値段です。
 
 
逆にいえば、病院で水虫薬をもらえば、
5分の1の値段で薬が入手できる、ということになります。
 
水虫の薬は、1カ月以上続けて塗って効果が出てくるので、
安いに越したことはないと思います。
 
ですので、総合的に判断すると、
 
 
「水虫かな?」と思った場合、
初めに一度は皮膚科を受診する方が無難だと思います。
 
 
その方が長期的にみたときに、
コストが安く済む可能性が高まります。
 
 
病院受診は手間がかかるのが難点ですが、
はじめの1回だけでも受診して検査をうけた方が、
患者さんにとって、メリットが大きいのです。
 
 

一度しっかり、顕微鏡検査を受けてしまえば、
あとは個人の判断で
市販の水虫薬を使用しても
良いと思います。

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2011年 2月 19日

注意!あなたの足は本当に水虫ですか?(2)

カテゴリー: 水虫

前回は、

「注意!あなたの足は本当に水虫ですか?(1)」

というお話をしました。
http://www.yoheikudo.com/?p=82.html

今回もその続きです。

実際、クリニックで診療していても、

「私の足は水虫に決まっている!」

と力説される患者さんも、結構いらっしゃいます。

でも、やっぱり見た目だけからは判別できないんです。

これは紛れもない事実です。

というのも、水虫以外にも、
足の皮がむけたり、
水疱ができたり、
かゆくなったりする病気が
あるからなんです。
(これについては後日解説します)

しかも、「かゆくない水虫」もたくさんあります。
ですので、「かゆいか、かゆくないか」も全く当てになりません!
 
 
水虫治療を専門に何十年も診療している
偉い先生方も、皆、口をそろえて
「見た目だけからは絶対わからない」
と仰います。
 
世界中の皮膚科の医学書を全てみても、
「見た目だけで判別できる方法」は
記載されていない筈です。
 
 
実際、皮膚の外来へ水虫の訴えで来る患者さんの、
 
「3人に1人は水虫でなかった」
 
という研究データもあります。
 
 
ではどうすれば水虫かどうかわかるのか?
 
 
それはずばり、「顕微鏡検査」です。
  
剥けている皮の一部を
ピンセットでつまんでとって、
その皮を顕微鏡でのぞいて見ます。
 
 
すると、水虫菌がいる場合は
はっきりと目で見えます。
 
 
皮膚科医が「これは絶対水虫だろう」
と思っても、何度検査しても
全く菌がみつからないこともあります。
 
 
また、
「いや~これは水虫じゃないだろう。でも一応調べておくか」
と顕微鏡検査したところ
水虫菌がうじゃうじゃ見つかることもあります。
 
これは実は、皮膚科医にとっては日常茶飯事です。
 
ですので、患者さん自身が
見た目で水虫かどうかを判別することは
ほぼ不可能だと考えます。
 
私のような若輩者の皮膚科医は
もちろんですが、
数十年のキャリアがある
水虫の専門家ですら
見た目だけでは判別できないわけですからね・・・。
 
 
なので、皮膚科を受診して、きちんと
「顕微鏡検査」を受ける必要があります。

ですので、今回強調したいことは
 
「水虫かどうかを判別するには、絶対に顕微鏡検査が必要である!」
 
ということです。
 
さて、
足の皮がむけているとき、
つい、自己判断でドラッグストアなどで、
市販のお薬を購入して塗ってしまう方も多いと思います。
 
 
「別にドラッグストアで買った水虫薬で
 治ればそれでいいんじゃないんですか?」
 
 
と思われる方も多いかも知れません。
 
確かに、いちいち皮膚科を受診するのは、面倒だし、
足の裏を見せるのはなんだかちょっと恥ずかしいですもんね。
 
 
でも、必ずしもそうとは言えない事情もあります。
続きは次回お話します。

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2011年 2月 02日

注意!あなたの足は本当に水虫ですか?(1)

カテゴリー: 水虫

前回は、

「皮膚科って手術をするの?」

というお話をしました。
http://www.yoheikudo.com/?p=81.html

今回は、水虫のお話です。

今日は

「あなたの足は本当に水虫か?」

という内容です。

足の裏がかゆい・・・

足がかさかさする・・・

足の皮がむける・・・

足に小さい水ぶくれ(水疱)ができる・・・

あなたは足の裏にはそのような症状はありませんか?

もし、そのような症状が
あなたの足にあったとしたら
真っ先に何の病気を考えますか?

恐らく多くの方が

「水虫です」

と答えると思います。

しかし。

しかしです。

それは本当でしょうか?

実は水虫かどうかは、
見た目だけからは「絶対に」わかりません。

重要なのでもう一度繰り返します。

「水虫かどうかは、見た目だけからは絶対にわかりません!!」

・・・

こんなことを言うと

「工藤先生、そんなバカなこと言わないでください!
 だって足の皮がむけてるし、かゆいし、
 どこからどう見たって、私の足は水虫ですよ!」

と思われる方もいらっしゃるかも知れません。

でもこれは本当の話です。

数十年間、水虫を専門に研究している
皮膚科の先生ですら

「見た目だけでは水虫かどうかは判別つかない」

とおっしゃっています。

「では、どうすれば水虫かどうか見分けがつくんですか?」

「仮に、自分の足が水虫じゃないっていうなら一体なんなんですか?」

外来でもよくこの質問を受けます。
 

次回から詳しく解説していきます。

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2011年 1月 22日

えっ、皮膚科って手術すんの?

カテゴリー: 皮膚科の手術

前回は、

「この病気って皮膚科なの?」

というお話をしました。
http://www.yoheikudo.com/?p=80.html

さて、今回は、

「皮膚科って手術をするの?」

という内容です。
 
 
先日、ある友人と夕飯を食べていました。

そこで私が

「今日は手術4件あったから・・・」

とふと口にしたところ、

「えっ?皮膚科で手術?何それ?」

と驚かれました。
 
 
あなたは皮膚科と聞くと
どんなイメージがありますか?

診察して、軟膏をもらって・・・
という感じでしょうか。

確かに、多くの場合はそうかも知れません。
 
 
でも皮膚に「できもの(腫瘍)」が出来たら
どうでしょう?

ホクロが悪性のものだったらどうしますか?

背中に大きなイボがあったらどうでしょう?
 
 
できもの(腫瘍)を「手術で取る」必要が
出てくるかも知れませんよね。
 
 
では、手術してくれるのは何科でしょうか?
 
 
皮膚科で「診断だけ」をしたら

「じゃあ、このできものは外科で取ってもらってきてください」

となるのでしょうか?

もちろん、違います。

実は、皮膚科の中には

「皮膚外科」

という分野があります。
 
 
この分野のエキスパートの先生方は、皮膚科医でありながら、
沢山の手術を日々こなします。

局所麻酔で行う日帰り手術はもちろん、
数時間(時には10時間近く)に及ぶ全身麻酔の手術まで
幅広くこなします。

中でも一番多い病気はやはり

「皮膚癌(ガン)」

です。

皮膚のできものが癌だとわかったら、
全身のCTやMRIなどの画像検査をして、
全身の状態を確認します。

リンパ節に癌細胞が転移していないか、
などもきちんと評価します。

そこで、手術が可能となれば、
全身麻酔で手術を行うわけです。

切り取る部分が大きい場合は、
「植皮術」を行います。

患者さん自身の、
健康な他の部分から「皮」を取って、
病気を切り取った部分に移植する手術です。

全身の広範囲を「やけど」した場合も
全身麻酔で、植皮をすることが多いです。
 
 
まぁ、そこまでの大きな手術でなく、

「局所麻酔手術」

であれば、実は、「皮膚科のクリニック」でも出来ます。

「良性の、小さいできもの(腫瘍)」であれば、
局所麻酔(部分麻酔)で、日帰りで行えます。

ほとんどは、15分くらいで終わります。

出血もほとんどありませんし、
手術中や、手術後も「痛くなかった」という
方がほとんどです。

大抵は、手術翌日から、シャワーなども浴びれて、
とくに自宅でのお手入れもありません。
 
 
私のクリニックでも
1ヵ月で15~20件の手術を行っています。

手術がいざ終わってみると、

「こんなに簡単に取れるなんて。
 もっと早く来ればよかったです。」

「背中を出した服が着られます」

「できものが取れてすっきりしました。」

「着替えのときに恥ずかしくなくなりました」

という声が多いです。

中には「悪性かと思ってこれで10年悩んでいたのに・・・」
という方もいます。
 
 
たった15分で、術後の痛みもほとんどない。

しかも日常生活にも支障が出ない。

となれば、確かにそういう感想が多くなるのは当然かと思います。
 
 
手術代ですが、健康保険が効きます。
 
 
3割負担で6千円から9千円くらいのことが多いです。
(まれに、大きい腫瘍や顔などの 目立つ場所ですと
 1万~1万3千円くらいのこともあります。)
 
 
ですので、気になる「できもの」や「イボ」「ホクロ」
があったときは、お近くで手術をしてくれる皮膚科を探して
相談してみても良いのではないかと思います。
 
 
ずっとひとりで悩んでいるよりは、
簡単な手術で取ってしまった方が、
気分がすっきりしたり、
できものが取れて、見た目がよくなったりすると思います。
 
 
ただし、「一切手術をしない」方針の皮膚科のクリニックも
あるかと思います。
 
 
ですので、事前に電話で「手術をしてもらえるか」確認してみても
よいでしょう。
 
実際に受診したときに、そこで

「それはここでは手術できません」

「そのまま様子を見てみましょう」

と指摘されることもあると思いますので。
 
 
その時は、他の手術をしてもらえるクリニックを教えてもらうか、
紹介状を書いてもらうと良いと思います。

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2010年 12月 15日

この病気って皮膚科なの?(2)

前回は、
 
「この病気って皮膚科なの?(1)」
 
というお話をしました。
http://www.yoheikudo.com/?p=79.html
 
さて、今回もそのお話のつづきです。
 
何科に行けばよいのか迷った場合の参考に
してみてください。

・【口唇ヘルペス】
 
口唇ヘルペスも皮膚科の担当です。
口唇ヘルペスに見えて、そうではないこともあります。
 
また、違う病気に見えて、口唇ヘルペスであることもあります。
くちびるもやはり皮膚科の担当です。
 
 
 
・【蕁麻疹(じんましん)】
 
全身に虫刺されの時のような、赤くポコッとふくらんだ発疹がでます。
また、それらがつながって地図のように大きく赤くなることもあります。
 
じんましんで、内科を受診する方も多いようですが、
じんましんに見えてじんましんではない病気もあります。
 
一度皮膚科医に診断をうけた方が、安心できると思います。
 
 
 
・【帯状疱疹】
 
痛みを伴う、赤い水ぶくれが体の半分側に集中して出現する病気です。
発疹が治ったあとも神経痛が残る
 
「帯状疱疹後神経痛」
 
という恐い後遺症があります。
 
できるだけ早く、皮膚科を受診して
お薬をもらうようにすると、後遺症になるのを予防できます。
 
 
 
・【ニキビ】
 
「ニキビくらいで皮膚科受診していいんですか?」
 
患者さんからよく受ける質問です。
ニキビは尋常性座瘡(じんじょうせいざそう)という
れっきとした皮膚の病気です。
 
思春期であっても、大人になってからの吹き出物であっても、
構いません。
 
皮膚科では沢山の種類の塗り薬や飲み薬があります。
市販の塗り薬はあまり効果がないものが多いようです。
 
 
 
・【円形脱毛症】
 
円形脱毛症に関わらず、髪の毛の悩みも皮膚科の担当です。
塗り薬、飲み薬、注射などたくさんの治療法があります。
 
 
 
・【AGA(男性型脱毛症)】
 
AGAとは、ひと言で言えば、加齢による脱毛のことです。
 
某お笑いコンビがテレビで頻繁にCMをしていますね。
 
その脱毛が円形脱毛症なのか、年齢による脱毛なのか、
カビの繁殖による脱毛なのか、などなど・・・、
 
皮膚科では脱毛の原因を判別することができます。
 
加齢による脱毛、つまりAGAであれば、
脱毛を止める飲み薬があります。
 
日本人の9割以上に効果がありますので、
「髪が薄くなってきたな~」と思う方は、
一度皮膚科でご相談ください。

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2010年 11月 21日

この病気って皮膚科なの?(1)

前回は、
 
「お薬の使用状況を主治医に正確に伝えましょう」
 
というお話をしました。
http://www.yoheikudo.com/?p=70.html
 
さて、今回は、
 
「この病気って皮膚科なの?」
 
という内容です。
 
 
かゆい湿疹が
顔や体に出て、病院を受診したくなったとき、
あなたはまず、
 
「皮膚科に行こうかな」
 
と思いますよね。
 
しかし、「この病気って何科なの?」
と患者さんが考え込んでしまう病気も結構あるようです。
 
そこで、
 
「これって皮膚科で良いんですか?」
 
という質問が多い病気をリストアップしてみようと思います。
 
 
・【やけど】

自宅でお手入れしまう方が結構多いですね。
 
しかし、皮膚科に来てもらったほうが、
傷跡が残らず、キレイに治ります。
 
市販されていない塗り薬や、
特殊な貼り薬、手術など、沢山の治療法が
皮膚科にはあります。
 
また、その時の傷の状況に合わせて
治療法を変えていきつつ対応することも可能です。
 
自宅で処置をして、だんだんひどくなってから、
病院へ行くより、早めに受診してしまった方が
傷あとが残らないので、長い目でみると良いと思います。
 
 
 
・【爪水虫】
 
爪が白や黄色などに濁ってきたら、
それは爪水虫の可能性があります。
 
皮膚科以外の病院では、医師がひとめ見ただけで
 
「あー水虫だね」
 
と言ってお薬が出されることもあるようです。
 
しかし、「爪が濁る病気」は実は爪水虫だけではありません。
 
その為、皮膚科では、爪の先を少しだけ削り取って、
顕微鏡でのぞいて、
 
「本当に水虫菌がいるかどうか」
 
をきちんと確認します。
 
 
 
・【足のウラのタコ、ウオノメ】
 
足のウラのmある一か所に無理な圧力がかかると、
それに対抗しようとして皮が厚くなってきます。
 
それがタコやウオノメです。
 
皮膚科では、削ったり、柔くなるシールを貼ったりします。
皮膚科では特殊なパッドを使って、再発を予防することもできます。
 
 
 
・【巻き爪(陥入爪)】
 
爪が彎曲して、爪の横側の肉(皮膚)の部分に食い込んでしまう病気です。
 
赤く腫れて痛みがでます。
 
液体窒素というドライアイスのようなもので、
盛り上がった部分を焼いたり、
爪と、食い込んで腫れている皮膚との間に
クッションのようなものを入れたり、
金属のワイヤーで爪を巻き上げて、
巻いている爪を平らにしたり・・・
 
沢山の処置、治療方法があります。
 
基本的に、足の爪も手の爪も・・・
爪は基本的に皮膚科の担当です。
 
 
 
・【口内炎】
 
口の中も皮膚科です。
 
口内炎だけでなく、舌の炎症なども
診療します。
 
また、全身の病気から口内炎が起こることもあります。
口の中も皮膚科の担当です。
 
 
 

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2010年 10月 27日

正直者は損をする?得をする?

前回は、

「尋常性乾癬(じんじょうせい・かんせん)」

の典型的な症状について簡単にお話しました。
http://www.yoheikudo.com/?p=69.html
 
さて、今回は、

「お薬の使用状況を主治医に正確に伝えましょう」
 
という内容です。
 
 
あなたは、もらったお薬をきちんと
全部、忘れずに飲んでいますか?
 
 
風邪でもらったお薬、
腰痛でもらった痛み止め、
湿疹でもらった塗り薬・・・
 
 
あなたが必ず、飲み忘れや塗り忘れなく
しっかり薬を使用しきるタイプの
方であれば素晴らしいですね。
 
 
ちなみに私はわりといい加減なので
もらっても結構飲み忘れたりします。
 
 
皮膚科で言えば、主な治療薬は
「塗り薬」です。
 
 
塗り薬は、特別な指示がない限り、、
 
「毎日 1日2回」
 
の使用が基本です。
 
1日2回とは「朝と夜(お風呂あがり)」の2回です。
 
 
しかし、あなたは、
皮膚科から塗り薬もらって、
症状が良くなるまで毎日しっかり
きちんと塗っていますか?
 
 
私自信も、慢性的な湿疹を患っていますが、
かゆみが無くなるとすぐ塗り忘れてしまいます(--;
 
 
ただ、ここでひとつ。
大きな問題が存在します。
 
 
それは、お薬を塗り忘れた患者さんが
 
「あまりきちんと塗っていなかったことを正直に医師に伝えたかどうか?」
 
です。
 
 
正直に伝えなかった場合どうなるかを
医師と患者さんの会話でみてみましょう。
 
医師「いかがですか?」
 
患者「えーっと・・・そうですね・・・(あんまりちゃんと塗ってなかったなぁ)」
 
医師「(ん?イマイチそうな感じだな。お薬が効かなかったのかな?)
    では、前回かゆかったところを見せてくださいね。」
 
患者「はい・・・」
 
医師「(あれ?やはり湿疹が治っていない! 強めのお薬出したんだけど・・・)
   いかがですか?お薬はきちんと塗れていましたか?」
 
患者「(ちょっと気まずいなぁ)えぇ、毎日ちゃんと塗っていました」
 
医師「(うーん、そうか。もっと強いお薬を出さないと効かないんだな)
    そうですか。では少しお薬を変えますね。」
 
患者「(えっ、またさらに強いお薬だされた!
    ここの医者は何かと言うとすぐ強いお薬を出す医者だなあ)」
 
・・・
 
となってしまう危険があります。
 
 
つまり、医師はついつい
 
「患者さんはしっかりお薬を使っている。」
 
と思い込みいがち、ということです。
 
 
これは内科でもそうです。
 
高血圧や糖尿病のお薬など・・・
 
ついつい
 
「患者さんはこの薬をちゃんと毎食後
 内服しているはずだ」
 
と思いがちです。
 
なので、そのまま使用状況を正直に伝えないと
 
医師「あれ?このお薬だしてるのに、血圧が下がっていないな。
   ではもうひとつ血圧を下げるお薬を足してみよう」
 
というように、お薬の種類が増えてしまったり、
さらに強いお薬を処方されてしまう危険があります。
 
 
そうなると、当然副作用が起こる確率も上がります。
 
 
「そうは言われても・・・、ちゃんと正直に伝えてしまったら、
 主治医の先生に怒られそうで・・・」
 
と思われたかたもいるかも知れません。
 
確かに、全ての場合にこの方法が
ベストな訳ではないと思います。
先生のキャラクターにもよりますしね。
 
 
それにしても、
患者さんも人間ですから、ついつい塗り忘れてしまう
こともあるかと思います。
 
なので、私自身は外来で
 
「お薬をしっかり塗っていなかった」
 
「お薬を塗り忘れた」
 
患者さんに対して、怒ったりすることはありません。
 
しかし、間違った情報を伝えることにより、
本来せっかく効くはずだったお薬が変更されてしまう可能性もあります。
 
必要以上に強い薬が処方されてしまう危険も高まります。
 
ですので、お薬の使用状況を正直に伝えた方が、
最終的には自分の身を守ることになると思います。
 
もちろん、お薬をきちんと医師の指示通り服薬することが
一番大事なことですよね。
というわけで、私自身もちゃんと服薬しようと思います・・・(^^:
 
逆に、ちゃんと医師の指示通り使ったのに良くならなかった時も
 
「毎日きちんとクスリを塗っていたのによくなりませんでした」
 
と正直に伝えてください。
 
患者さんご自身の体のことですので、
内容はどうあれ、「正直に」「正確に」状況を伝えた方が、
長い目で見たときに、
患者さんにとってメリットが大きいと思います。
 
是非、今後
お医者さんとコミュニケーションをとるときの
参考にしてみてください。

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