アーカイブ 2009年7月

2009年 7月 30日

むしろ雲がお肌に悪さをすることも!?

カテゴリー 紫外線対策

前回お話したように、雲は(多少は)太陽の光をさえぎってくれます。

しかし、これは、あくまで雲が直接、太陽光線をさえぎっているときのお話です。

これとは逆に、雲が紫外線の影響を強めてしまうこともあります。

それが「散乱」です。

雲が太陽を直接覆わずに、「太陽のそばに雲があるだけの状態」だと、
太陽光が雲で「散乱」してしまいます。

その結果、我々が浴びる紫外線の影響が増してしまうんです。

1996年の報告です。

「太陽自体には雲はかかっていないが、太陽の近くに雲が存在する状態」

の時、

「快晴の日より25%も紫外線の量が増した」

という観測があります。

これはまさしく、太陽光を雲が「散乱」させてしまったことにより、
紫外線量が増加してしまったんですね。

ちなみに、

「これまでで最も紫外線の影響が大きかった観測日」

の天気とは、どんな天気だったと思いますか?

快晴だったのでしょうか?

国内の1990年から2007年までのデータです。

札幌、つくば、鹿児島、那覇の各観測地点において、

「記録上もっとも紫外線量が多かった日」の天気は、

実は全て、

「空全体の80%が、雲に覆われていた日だった!」

ということがわかっています。

雲の「散乱効果」おそるべしです。

つまり「太陽が出ているけど、周りは雲だらけ」という日が、
一番お肌に悪いということです!

雲のあいだから、太陽が顔を出しているような日こそ、
どうやらもっとも注意すべき日のようです。

「天候にかかわらずに紫外線対策をする」ことの重要性が
ご理解いただけましたでしょうか。

というわけで、繰り返します。

曇りの日もきちんと紫外線対策を心掛けましょう!
そして「しみ」「しわ」を予防して、より美しいお肌を手にいれましょう!

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2009年 7月 29日

曇りの日は紫外線は出てないって本当ですか?

カテゴリー 紫外線対策

「曇りの日は紫外線は出てないって本当ですか?」

うーん。これはウソです。
確かに、雲は太陽の光をさえぎります。

ですから、基本的には雲の量が多いと、
太陽光が遮られるため、紫外線の影響は少なくなります。

「なるほど。じゃあ今日は曇ってて日差しが強くないから、紫外線対策はいらないんですね!」

と思うのは・・・ちょっと待ってください。

ここでひとつ質問です。

「曇りの日」は、
「(雲ひとつない)快晴の日」と比べて、
何%くらいの紫外線が出ているでしょうか?

気象庁による、1997年~2003年の紫外線量のデータから算出した
「天候と紫外線の影響度の関係」を以下に示します。

快晴:100%
晴れ: 92%
薄曇: 87%
曇り: 60%
雨 : 32%

なんと。

曇りの天気であっても、快晴の日と比べて、実に
「60~90%」もの紫外線の影響があるんですね!

「薄曇」の日なんてほとんど「晴れ」と一緒じゃないか・・・。

「雨の日」でやっと30%前後まで下がります。

・・・とは言え、雨でも「3割」も紫外線が出ているんですね・・・。

このことからわかるように、
曇りの日でも紫外線はしっかり降り注いでいます!

ですから、

「今日は日差しが強くないから、紫外線対策はいいや!」

と思わずに、

「今日は曇りだけど、晴れの日と同じようにしっかり紫外線対策をしよう!」

と心掛けることが大事です!

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2009年 7月 25日

夏の紫外線対策について教えてください!

カテゴリー 紫外線対策

「夏の紫外線対策について何かアドバイスください!」

最近は、「紫外線対策」、「日焼け」に関するご質問が急に多くなりました。

そこで、今回は紫外線対策についてお話します。

毎年、7~8月になると、日差しも急に強くなりますね。

紫外線は、「しみ」の原因になります。

しかし、意外に「しわ」の原因になることを御存じない方もいます。

紫外線は「しみ」だけでなく、「しわ」の天敵でもあります!

また、長期的には「皮膚がん」の原因にもなります。

さらにさらに、紫外線が目に悪影響を及ぼし、「白内障」の原因にもなるんですね。

夏の強い日差しを受けて、あわてて紫外線対策を意識しはじめる、
という方も多いかも知れません。

ただ、実は、この時期に紫外線対策を始める、
ということ自体が、すでにちょっとした問題を含んでいます(--;

その辺りについても、科学的データや医学論文の情報を織り交ぜながら
お話していきたいと思います。

紫外線の「基礎知識」をしっかり知ることによって、
紫外線対策への「意識」がだいぶ変わってくるはずです。

「しみ」、「しわ」を作らないために、
まずは紫外線の基礎知識から一緒に学んでいきましょう。

次回から紫外線の基礎知識についてお話していきます。

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2009年 7月 21日

敏感肌や赤ちゃんに一番良い保湿剤は?

カテゴリー 保湿剤

以前・・・

病院でもらう保湿剤は、主に3つあり、
その中で、「一番保湿力が高い」のが
「ヒルドイドソフト」だというお話をしました。

では、他の保湿剤は良いトコないのでしょうか?

そんなことはありません。

そこで今日は、

「ワセリン」

についてお届けします。

病院で処方されるワセリンは主に

「白色(はくしょく)ワセリン」

です。

皮膚科医は略して「はくワセ」と言ったりします。

ワセリンの最大の利点は「かぶれ」を起こしにくいことです。

ヒルドイドソフト、ウレパール、といった他の保湿剤は
どうしても肌に合わない方もいます。
赤くなったり、ぴりぴり刺激感を感じるようです。

しかし「ワセリン」はほとんどかぶれることはありません。

このワセリンから、さらにさらに不純物を除去した製品もあります。

「プロペト」

「サンホワイト」

という商品です。

この2つは、刺激物質がほぼゼロです!

そのため、「赤ちゃん」や「お子さん」「敏感肌」の人の保湿には、

この「プロぺト」か「サンホワイト」が一番オススメです!

病院によって、置いている病院と置いていない病院があります。

事前電話で、もしくは受診した時に、病院スタッフか先生に聞いてみてくださいね。

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2009年 7月 18日

冷やすと、かゆみに効きます!でも・・・

あまりにかゆみがひどいと、どうしてよいのか分からなくなりますよね。

そんなときは、前回お話した「冷やす」のがポイントです。

ひょっとしたらご存じの方もいらっしゃったかも知れません。

しかし、氷をビニール袋にいれて直接当ててはいけません。

保冷剤も一緒です。

ひんやりしてて気持ちよさそう・・・
と思って保冷剤を直接お肌に当てたりしていませんか?

これらは、必ずしもベストの方法とは言えないんです。

その理由とは。

実は、温度を低くすると、
冷たい刺激によって毛細血管が一度は細くなります。

しかし、ここであまりに冷たくしすぎると、
こんどは元に戻ろうとして、
冷やす前よりも血管が拡張してしまうことがあるんです。

ということは。

冷やしすぎると、一旦はかゆみが軽くなるのですが、
しばらくすると、血管が再拡張して、かえってかゆみが増してしまうこともあるんです!

人間の体とは、あなたを守るために常に一定の環境を保とうとするんですね。

ですから、氷や保冷剤などを”じかに”あてるのは
少し考えモノかも知れませんね(^^)

前回もちらりと触れましたが、
もし、氷や保冷剤を当てるなら、タオルなどでひと巻き、ふた巻きしてから
当てるようにしてみましょう。

冷たくなりすぎたら、新しいタオルに巻き替えるとなお良いです。

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2009年 7月 16日

かゆいときでも、かいちゃダメといわれました。ではどうすればよいのでしょうか?

前回は、「どうしてかゆいとき、かいちゃダメなの?」
「恐ろしいイッチ・スクラッチサイクルとは?」というお話しをしました。

さて、今回は、
「じゃあ、かゆいときにはどうすればいいの?」
という具体的な対策をお話していきます。

さて、あなたは、お風呂やお布団に入ったときにかゆみが増した経験はありませんか?

私も、それまではたいしてかゆくなかったのに、
お風呂に入った途端に、体のあちこちがかゆくなってしまうことがあります。

これは、
「体温が上昇し、毛細血管が拡張して血流がよくなるとかゆみが増す」
ためです。

では、どうするか?

ズバリ「冷やせばよい」んです。

もし試したことがなかったら是非試してみてください。

「冷やす」ことでかゆみがかなり抑えられます。

「冷刺激(れいしげき)」と言います。

一番有名なのが、「氷で冷やす」ことです。

氷を、袋などに入れて、それをタオルなのでくるんで
かゆいところに当てる、というものです。

ケーキなどについてくる保冷剤を利用してもよいでしょう。

是非、試してみてください。

ただ・・・

この方法には弱点があります。
この弱点は一般にはあまり知られていないのですが・・・・

冷やし方にもコツがあるんです。

このコツについて次回jからお話ししていきますね。

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2009年 7月 15日

インターネット上の怪しい皮膚科情報をみて、 ふと思う・・・

カテゴリー ごあいさつ

インターネットの世界では、
お肌の悩みに関する情報量は、
とても多いですよね。

量は確かに多いんですが・・・

なかには
「この情報本当なのかなぁ?」
と思うモノもあります。

たとえ人気のサイトであっても、
皮膚科医の目から見ると
「???」
と思える箇所が結構あったりします。

例えば・・・
「ほくろは自宅で●●を使って簡単に取れる!」
などもそうですね。

一見すると、便利な方法に思えるのですが・・・

これ、もし、このほくろが
悪性だったらどうなるのでしょう???

ほくろの「ガン」だったら、下手にいじってしまうと
ガン細胞が周りに広がってしまう可能性もあります。

非常に危険です。

このように、インターネットは本来とても有用なものですが、
用心していないと、かえって道に迷ってしまうこともあります。

そんな風に、情報の波に巻き込まれて、
道に迷ったときに
このメルマガを参考にしてみてください。

現役の皮膚科医の目からみた、正確な情報をお届けしたいと思います。

【現役皮膚科医が解決!1日1名お肌の悩み無料相談室】
http://www.mag2.com/m/0000285121.html

1日1名限定!
皮膚科でもらったこのお薬って何?
アトピーってどうやって治すの?
この足の裏のほくろはガンですか?
乾燥肌対策は?
顔のしみは消せるの?

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2009年 7月 14日

ニキビが出たときのクレンジングのポイントは?

カテゴリー ニキビ対策

クレンジングの際に陥りがちな5つのチェックポイントを挙げます。

普段の自分のクレンジングとポイントを比較してみましょう。

1.クレンジング剤の選択が間違っている?

当然ですが油はニキビの大敵です。

クレンジング剤は油性のタイプは使わないようにしましょう。
使うならジェルタイプやフォームタイプのものを。

2.メイク落としの使用量が少ない?

使用量が少ないと摩擦が大きくなり、
にきびによくないです。

普段より量を多めに使ってください。

大切なあなたのお顔のためです。
ここはケチらない方がよいです。

3.強くこすり過ぎている?

こすり過ぎるとそれがニキビへの刺激になります。
かえって悪化してしまいます。

クレンジングをなじませる際の「強さ」が大事です。

右手の、人差し指、なか指、くすり指の3本の指先で、
左手の手の甲をこするように押してみて下さい。
そこで皮膚にしわがよるようだと強すぎです。

しわができない強さで、たっぷり量を使って
なじませてください。

4.長くこすり過ぎている?

なじませるのを止めるタイミングも大事です。
しっかりなじませようとするあまり、
いつまでもこすってしまう方もいます。

これも刺激になってしまい逆効果です。

メイクとクレンジング剤がなじみ、
手のすべりが軽くなったところがやめるポイントです。

5.メイクを落とす順番が間違っている?

自分のクセになっている順番ってありますよね。

ポイントメイクを後に落とすと、メイクの色素が拡がってしまいます。

目やくちびるなどのポイントメイクは先に落とします。

以上、とても簡単にチェックできると思います。

あなたがメイクを落とすときの「クセ」を自分自身で知ることが大切です。

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2009年 7月 13日

恐怖の「イッチ・スクラッチサイクル                  (かゆみサイクル)」とは?

前回お話した通り、
かゆみを感じてひっかけばひっかくほど
ますますかゆみが増し、さらにひっかいてしまい、
ますますかゆくなる、という悪循環におちいります。

つまり、

かゆい

 ↓

ひっかく

 ↓

皮膚のバリア機能壊れる・かゆみ物質の放出

 ↓

さらにかゆくなる!

 ↓

ますますひっかく!

 ↓

ますます皮膚のバリア機能壊れる・かゆみ物質の放出!

というサイクルにおちいってしまいます。
これを

「イッチ・スクラッチサイクル」

と呼びます。

「イッチ」とは「かゆみ」という意味です。
「スクラッチ」とは「ひっかく」という意味です。

簡単に「かゆみサイクル」なんて言うこともあります。

ですから、このサイクルにおちいらないためにも
皮膚科の先生は
「掻いちゃだめ!」
なんて言うわけです。

どうでしょう?

皮膚科の先生が、一見、無理に思えることを言う理由が
わかっていただけたでしょうか?(^^;

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2009年 7月 12日

皮膚科の先生に「かゆくてもかいちゃだめ!」 っていわれるんですがどうしてですか?」

あなたも皮膚科のお医者さんに

「かゆいときでも掻いちゃだめだよ!」

と言われた経験はありませんか?

「そんなこと言われたってかゆくて我慢できません!」
なんてちょっぴりムッとした方もいるかも知れませんね。

もし、あなたがそんな経験がないにしても、
あんまり痒いところを掻きすぎて
痛くなってしまったり、

もっとひどいときは掻きすぎて
血がでてしまったりしたことはありませんか?

私も実際、とても痒いときは、ついポリポリ掻いてしまいます(−−;

ですから絶対掻いちゃダメ!という訳ではもちろんありません。

でも。
少しでも、できるだけ掻かないように注意することが
大事だと言われています。

では、なぜ、掻いちゃだめなんでしょう?

なんで皮膚科の先生はそんな無理なことを
言うんでしょう?(−−;

それには2つの重大な理由があるんです・・・。

■かゆくても(できるだけ)掻かない方がよい2つの理由

現在、大きく分けて2つの理由から

「かゆくても、(できるだけ)掻いてはいけない」

と言われています。

まずはそのひとつ目です。

理由1.皮膚のバリア機能がますます壊されてしまう

そもそも皮膚はあなたの体を守ってくれる
強いバリアの役目を持っています。

皮膚がなかったらバイ菌やゴミ、ホコリなどが
全部からだの中に入ってきてしまいますよね。

皮膚は常にあなたを包み込んで守ってくれているわけですね。

この強力なバリアである皮膚ですが、
あまりに強くひっかくと、もちろん壊れてしまいます。

掻きすぎて痛くなったり、血が出てしまうのは
このためです。

血がでる、ということはかなり深い部分まで
皮膚を壊してしまったことの証拠なんですね。

そうすると、もともと湿疹やアトピーで
ただでさえ弱くなっていたバリア機能が
さらに壊され、外からの刺激に弱くなってしまいます。

具体的には、細菌に感染しやすくなったりします。

これは何となくイメージしやすいですよね(^^)

では、もうひとつの理由とはなんでしょう?

理由2.掻いた部分からますますかゆみ物質が放出される

皮膚をひっかくと、その壊された細胞や神経などから
ますます、かゆみを悪化させる物質が放出されることがわかっています。

そのため、掻いたことにより、炎症がますますひどくなり、
かゆみが余計に悪化してしまうのです。

「かけばかくほど、ますます”かゆみ物質”が出てくる」
なんてちょっとびっくりですよね・・・(--;

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